新生活が始まるにあたってすべての人が直面するのが「どこに住むのか問題」です。
アクセスや周辺環境について調べるのも大事ですが、日々の暮らしやすさにおいて大切になってくるのが「住宅構造」となります。
今回の記事の焦点は、「木造アパートの後悔」です。
まずは住宅の構造について確認し、その上で実際に後悔されることの多い点を紹介します。
□3つの住宅構造比較!
*木造は安さを重視する方におすすめ
木造アパートの特徴はなんといってもその安さ。
他の構造の住宅に比べて費用がかからないため、その点に強く惹かれる方にはおすすめです。
駅徒歩やバストイレ別といった条件を妥協できるなら、更にお得です。
*RC造はバランスの良さが特徴
家賃と建物の性能のバランスが良いのはRC造。
主に低層マンションに用いられます。
木造より家賃は高めですが、一人暮らしでも手を出せる価格帯。
素材がコンクリートであり、防音性も高いのは魅力ですね。
*SRC造は性能の高い住宅です
SRC造は前述の2つの構造に比べて性能が高いです。
具体的には、高い防音性と耐震性、耐火性を兼ね備えています。
分譲マンションやタワーマンションといった、高いグレードの物件に用いられる構造です。
費用も高めになりますが、性能の良さを考慮すれば当然かもしれません。
□木造アパートでの後悔理由とその対策とは?
木造アパートの安さに惹かれている人もいらっしゃるでしょう。
しかし安い分後悔することもあるのです。
ここで後悔の理由について知り、自分自身に本当に木造アパートが合うか考えてみてください。
木造アパートに関する後悔で最も多いのが、その遮音性の低さです。
隣室や上下階からの音がどうしても入ってくるため、気になってしまうかもしれません。
ドアの開閉音や掃除機をかけるときの音といった生活音でさえ、暮らしていれば耳に入ってきます。
特に小さいお子さまのいる世帯では、どうしても音を出してしまいがち。
子育てにはあまり向かないと言えるでしょう。
防音性能を気にする場合、木造ではなくRC造やSRC造にしたほうが賢明です。
ただし、壁の厚みについてはよく検討するようにしてください。
実際の構造によっては防音性がとても低い可能性があります。
□まとめ
木造アパートの安さに魅力を感じ、入居を検討している場合は「自分が他人の出す生活音に耐えられるか」についてよく検討する必要があります。
住む前は「生活音は気にならないだろう」と考えている方でも、暮らしていく中で気持ちが変わることもあります。
後悔しないためにも、安さだけにこだわらないように注意してください。