友達や家族と同居するために賃貸を借りる際には、連名契約をする必要があります。
しかしほとんどの方にとって連名契約は初めての経験であり、その方法がよくわからないと悩んでしまう方も多いのです。
そこで今回は、連名で賃貸を契約する際の流れと、その注意点をご紹介します。
□連名で賃貸を契約する際の流れとは?
下記のように、共同名義で賃貸契約を結ぶ際も、基本的には通常の場合と契約の流れは同じです。
・必要書類を揃える
・確認事項を承認
ただし、連名で契約できるかどうかは物件によって異なるので、事前に2人以上入居可能な物件であるのか、確認しておきましょう。
他にも連名での賃貸契約では、契約者全員が必要書類をしっかり揃えなければならないので注意が必要です。
契約の際に必要になる書類は以下の通りです。
・契約申込書
・入居者の住民票
・入居者の収入を証明する書類(源泉徴収票・確定申告書など)
・連帯保証人の印鑑証明
・連帯保証人の収入を証明する書類(源泉徴収票・確定申告書など)
・連帯保証人承認承諾書
・火災保険加入申込書
□連名で賃貸を契約する際の注意点をご紹介
ここまで、連名で賃貸を契約する際の流れをご紹介しました。
連名で契約するということは、自分以外の要因によって自分の契約状況が変化する可能性があります。
居住開始後、思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、以下の注意点を押さえておきましょう。
*契約書類はしっかり管理
物件契約時に不動産会社から発行される賃貸借契約書。
この契約書は失くしてしまうと何かあったときに対応が難しくなるので、きちんと管理しておきましょう。
また、契約をする際には同居者の契約書に記載されている内容と違いがないかの確認も大切です。
何かしら借主にとって不利となる条件がないかもよく見ておきましょう。
*のちに誰かが解約しても家賃条件は変わらない
連名契約をして一緒に住み始めたけれど、何らかの理由で契約者のうち1人が解約することになった、ということはよくあります。
その際に注意しておきたいのは、その場合でも支払う家賃や共益費、駐輪場や駐車場の利用料などの額は変わらないという点です。
そのため、互いの退去のタイミングや月々の支払いの負担割合などについて、入居前にしっかりとルール決めをしておく必要があります。
□まとめ
今回は、連名で賃貸を契約する際の流れと、その注意点をご紹介しました。
連名契約をする際には複数人居住可能物件を探した上で、以下の契約ステップを踏みましょう。
・必要書類を揃える
・確認事項を承認
契約書類の管理、同居者とのルール決めをしっかりと行い、楽しく円満な同居生活をスタートさせましょう。