現在減少傾向ではあるものの、まだまだ見かけることも多い電気温水器。
電気温水器とは、電気を使いタンクの中にあるヒーターをあたため、そのヒーターで水をあたためることでお湯を作る昔ながらの給湯器です。
設備については詳しくない方も多いかと思いますが、賃貸物件の設備について知っておくことは非常に重要です。
そこでこの記事では、電気温水器のデメリットや賃貸物件での交換における注意点について解説します。
◻︎電気温水器のデメリットとは?
1:新規設置費用が高い
電気温水器は、ガス給湯器に比べて新規設置費用が高いとされています。
この費用は物件や配管によっても大きく変わるため、一概には言えませんが、平均的にはガス給湯器の倍程度となることがあります。
寿命が長いとはいえ、初期投資は決して安くはありません。
2:設置場所が必要
電気温水器はそのサイズが大きく、特定の設置場所が必要です。
特にマンションでは、水回りの近くに大きな機械が設置されることが多く、そのために室内空間が狭くなる可能性があります。
限られたスペースの中で、この設置場所がどれだけ影響を与えるかは考慮すべき点です。
3:お湯切れの可能性
電気温水器は貯湯タンクに一定量のお湯を貯めておく仕組みですが、その量には限りがあります。
例えば、大勢の人が訪れた場合、お湯が足りなくなる可能性があります。
このような状況を避けるためには、事前にタンクの容量を確認することが重要です。
4:水圧が低い
一般的に、電気温水器はガス給湯器に比べて水圧が弱いとされています。
これは、電気温水器が貯水式であるため、水道圧に近い水圧で給湯されるガス給湯器とは異なります。
水圧が低いと感じる場合は、それが生活にどれだけ影響を与えるかを検討する必要があります。
◻︎賃貸物件での電気温水器交換の注意点
電気温水器のついている賃貸物件に住んでいると、その交換の必要が生じることがあります。
ここでは、電気温水器交換時の注意点をご紹介します。
*管理組合・管理会社に連絡する
賃貸物件で電気温水器を交換する場合、最初に行うべきは管理組合や管理会社に連絡することです。
規約で電気温水器のメーカーや種類が決められている場合もありますし、追加工事が必要な場合の制限もあります。
この連絡は、後でトラブルを避けるためにも不可欠です。
*修理と交換の選択
電気温水器の寿命は一般的に10年〜15年ですが、使用年数が8年未満であれば修理を選択することもあります。
修理か交換かは、修理会社と相談して決定することが最も賢明といえるでしょう。
◻︎まとめ
今回は、電気温水器が持つデメリットと交換時の注意点について解説しました。
電気温水器には、新規設置費用や水圧、お湯切れの可能性など、多くの側面で検討すべき点があります。
賃貸物件選びの際には、これら設備の特徴まで理解して選ぶと安心でしょう。