賃貸住宅に住んでいると、網戸が劣化したり破損したりすることもあります。
そんなときに、どのように対応すれば良いのか悩んでしまう方も多いでしょう。
そこでこの記事では、賃貸住宅の網戸トラブル時の費用負担、網戸修繕の費用相場とDIY方法について解説します。
◻︎賃貸での網戸経年劣化!費用負担は誰のもの?
網戸が破れた場合、その費用負担は賃貸人(オーナー)と賃借人(入居者)の間でどのように分担されるかは、一概には言えません。
故意や過失による破損は賃借人の負担となりますが、自然損耗や経年劣化の場合も賃借人の負担とされることがほとんどです。
ここでは、実際に劣化や破損時に参考にすべきガイドラインを2つご紹介します。
1:契約書と管理会社の方針
契約書に「小修繕は賃貸人負担」と記載されている場合、基本的には賃貸人が負担します。
ただし、管理会社によっては長期間の入居を望むなどの理由で、賃借人が費用を負担する場合もあります。
2:国交省のガイドライン
国交省が定めるガイドラインによれば、網戸の張替えは基本的に賃貸人の負担とされています。
これは、物件の維持管理上の問題とされ、次の入居者確保のために行うものとされています。
退去時に原状回復の費用負担でトラブルが起きることを防ぐため、賃貸住宅標準契約書や裁判例を参考にすることが重要です。
ガイドラインは何度も修正されているため、最新の情報を確認するよう心掛けましょう。
◻︎賃貸網戸修繕の費用相場
ここでは、実際に賃借人負担となってしまった場合に備えて、賃貸網戸修繕の費用相場について解説します。
*費用相場
DIYでの修理は2,000円程度、修理会社に依頼する場合は2,000~4,000円程度が相場です。
ただし網戸の大きさやメッシュ幅、素材によって料金は異なるので、実際に費用を自分で負担することが決まったらよく確認しましょう。
*網戸交換と廃棄処分費
網戸を新品と交換する場合、網戸本体の値段は数千~数万円と大きく変わります。
廃棄処分費は1,000~2,000円が相場です。
◻︎まとめ
この記事では、賃貸住宅の網戸に関する費用負担と修繕費用について解説しました。
費用負担は賃貸人と賃借人、そして管理会社の方針によって変わる可能性があります。
修繕費用も状況によっては大きく変わるため、しっかりと情報を集め、適切な対応をすることが重要です。
当記事を参考に、落ち着いて網戸のトラブルに対応しましょう。