北海道は広大な土地と豊かな自然が魅力です。
そんな北海道ですが、他の地域と比べると家賃が安いといった話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は北海道の家賃が安い理由と暖房光熱費について解説します。
□北海道の家賃が安い理由とは?
北海道の家賃が安い理由として考えられるのは以下の2点です。
*空室率が高い
空室率とは全体の部屋数に対して、建物内で人が住んでいない部屋が占める割合のことです。
北海道の空室率は約17パーセントとなっており、東京の15パーセント、名古屋の12パーセントと比べると空室率が高いことがわかります。
空室率が高ければ、空室を埋めようとして家賃を下げることが考えられるでしょう。
また、東京や名古屋などと比べると単身者が少ないことも理由の一つと考えられるでしょう。
単身者が少ないとなると、ワンルームマンションの回転率もそれほど高くありません。
そのため、他の地域と比べて家賃が安いと考えられます。
*平均所得が低い
地域によって差はありますが、特に札幌市は主要都市であるにもかかわらず平均所得が低くなっています。
また、厚生労働省が行った令和元年の賃金基本統計調査によると北海道の賃金は全国平均を下回っています。
賃金が低い結果、家賃もそれに合わせて安くなっていると考えられるでしょう。
□北海道の暖房光熱費について
北海道は家賃が安いとお伝えしましたが、暖房光熱費に注意する必要があります。
家賃が安いのには理由があり、余分な生活費がかかることもあるのです。
*暖房光熱費に注意
北海道は寒い時期が長いため、想定よりも暖房費がかかってしまいます。
特に、アパートの場合は断熱性が劣るため、新築やマンションよりも暖房費がかかる可能性があります。
また、一階が駐車場になっている物件は、駐車場の真上の部屋は避けることをおすすめします。
駐車場の真上にある部屋は冷気が入りやすいため、暖房費が高くなる恐れがあるためです。
さらに、ストーブがガスか灯油かも重要なポイントとなります。
都市ガス、プロパンガス、灯油にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、慎重に検討しましょう。
□まとめ
今回は北海道の家賃が安い理由と暖房光熱費について解説しました。
北海道の家賃が安い理由として空室率が高く、平均所得が低いことが挙げられます。
北海道の物件を選ぶ際は家賃の安さではなく暖房高熱費にも注目しましょう。
札幌市で不動産をお探しの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。